2週目突入、記事執筆へ 東北大2年 村上敦哉

 記者インターン8日目、2週目に突入です。

1週間前の今日は、緊張しつつも目標を抱えて臨んでいたことを鮮烈に覚えています。


 本日のブログ担当は、東北大文学部2年の村上敦哉(むらかみ・あつや)です。

 宮城県沿岸部にある多賀城市の出身です。

日本史の教科書で「多賀城」という単語を見たことがあるかもしれません。

奈良時代に東北地方の政治・軍事の拠点となりました。

東日本大震災では、津波で市域の3割が浸水。

私の場合、自宅の被害はありませんでしたが、今回参加のインターン生13人(1人が体調不良でリタイヤしました)の中では唯一の「被災地」出身です。


 先週で取材の大部分が終わり、記事執筆が本格化します。

各班、記事の構成などを話し合い、場合によっては「ここが取材しきれていない」と感じ、再取材を申し込むところもありました。

 私はB班ですが、他班に遅れたものの、昨日取材を終えました。

事前準備は他班よりも万全にできたとは自負していましたが、いざ取材してみると、相手の意図を引き出す質問をする難しさ、相手の意を酌み共感する難しさを改めて実感しました。

取材で得た話を基に、班でまとめる記事の構成をデスクを交えて話し合います。

皆さんにとって新たな発見のある記事になるように、とことん話し合いを重ねて記事にします。

 昼前には、このインターンのOBである東北大3年・越田健介さんが激励に来てくれました。

越田さんは、私がこのインターンを語る上で最重要人物でもあります。

なぜなら、越田さんの紹介で、私はこのインターンの企画を知ったのです。

 越田さんと私は東北大の「報道部」に所属していて、「東北大学新聞」を一緒に発行してきました。

今年6月、越田さんから「河北のインターンは面白いよ」と勧められました。

話を聞き、「記者がどのような仕事しているかを見てみたい」「記事を書くスキルを高めたい」と感じ、応募を決意しました。

そんな先輩の心意気と差し入れのチョコクロワッサンをありがたく受け取って、さらに頑張っていきたいと思います。

越田さん、いや越田先輩、ありがとうございます!

 (もしよろしければこの機会に「東北大学新聞」をぜひご覧いただければ幸いです(http://ton-press.blogspot.jp/)。)


○B班メンバー紹介

 6日目の斎田さんの記事に引き続き、16期の参加メンバーを紹介します。

2回目はB班です。こちらも自己紹介にはなりますが……。

・立命館大3年 横見知佳さん(写真左)

 京都出身で、テレビ業界を志望しています。横見さんの影響を受けて、関西弁が少しずつメンバーに伝播してきました。大阪にものすごくあこがれているそうで、大阪で生まれ過ごしたかったとたびたび言ってきます。

・上智大3年 松本日菜子さん(写真右)

 他のインターン生の中では、バシバシ物言いをしそうという第一印象を抱いていた人もいたようですが、一緒の班にいると、とても繊細なタイプだなと感じます。「分からない」「不安」といった言葉をたまに吐きますが、気持ちを正直に表現しています。

 ここに、私、村上を足した3人でB班は頑張っていきます!

ちなみに、この写真はサンモール一番町商店街にある喫茶店で昨日撮りました。

なんだかんだでノリが良いです。関西の雰囲気に引っ張られているのでしょうか?


 「取材先の期待に応えられる記事にしよう」「伝えたいことが伝わる記事にしよう」

それぞれに思いを抱えながらも、班で一つの記事を仕上げるべく奮闘中です。

もちろん個人記事もありますが、日報などを見たり、話を聞いたりしていると、班で書き上げる記事をしっかり仕上げようと意識している班が多いように見えます。

私も、取材先の思いが届く記事を書くべく取り組んできました。

初心を忘れずに、残りの日々を全身全霊で取り組んでいきます。


東北大2年 村上敦哉

河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。