キシャカケ完、「スタート地点」に立って 上智大3年 木村紗綾
こんにちは!
「キシャカケS18」、最後のブログを書かせていただきます。上智大学3年の木村紗綾です。
書き残したいことが多すぎて、内容が盛り沢山になってしまいました。
どうか最後までお付き合いください。
昨日の事後研修をもって、「キシャカケS18」のプログラムが全て終了しました。
まさに「記者と駆け抜けた」13日間。担当デスクである記者の方々は、いつでも私たちの背中を押し続けてくれました。数々の叱咤激励、たまに飛び出す激辛ミントのようなお言葉(笑)全てが私たちに大切な学びや気付きをもたらしてくれました。
多くの方に支えられたからこそ、駆け抜けられた13日間。
このインターンを語るうえで欠かせない要素。そのひとつに、大切な仲間たちの存在があります。同じ方向を向いて、ともに苦しみ、ともに喜び合った22名。
ここでその仲間たちを少し紹介したいと思います。
まずは名取市の笹かまぼこ店「ささ圭」を取材したC班。
1番左から、東北学院大2年の波多野里南さん。いつも笑顔を絶やさない彼女は、C班の元気印。某カフェ・ス○バでアルバイトしているということで、みんなが知らないス○バの豆知識を披露してくれていました。
次に上智大2年の伊政百華さん。彼女がいると、その場の空気がぱっと華やぐ気がします。いつも冷静沈着で、とても後輩とは思えませんでした(笑)クールビューティーとはまさに、彼女のような人を指す言葉です。間違いない。
お隣、同志社大3年の武井七海さん。常に周囲を見回して班全体を引っ張っていた、C班のリーダーです。お洒落な雰囲気をまとっていた彼女は、私のなかでファッションリーダーでもありました。洋服どこで買ってるんだろう…。
1番右、明治大2年の都築優太さん。ほのぼのした見た目とは裏腹に、時々毒舌キャラを発揮する彼。何を隠そう、家の最寄り駅が私と隣同士であることが判明し、インターン初日から地元トークで盛り上がりました。
C班は落ち着いた雰囲気をプンプン醸し出した、まさに「オトナ」なチームでした。
続いて仙台市泉区のしいたけ農家「熊谷農園」を取材したF班。
1番左から、新潟大3年の八幡文菜さん。初日から乾杯の掛け声に立候補するなど、自主性の塊だった彼女。班内で「姐さん」と呼ばれていた私よりも確実に姐さんキャラだったと思います(笑)
お隣、東北大3年 岸香也子さん。「彼女の隣にいると安心する」と感じていたインターン生は少なくないはず。みんなのお母さん的存在でした。そして文章の端々から感じる知性。彼女の書いた原稿を読んで惚れ惚れしていたのは、ここだけの話です。
1番右が、東海大2年の窪田昇さん。サッカーが大大大好きな彼。観戦した試合について解説する、自身のブログも手掛けています。目を輝かせて川崎フロンターレの話をしている姿がとても愛らしかったです(笑)
F班もC班に負けず劣らず、オトナでカッコイイ班でした。
素敵な仲間たちと過ごした13日間。インターン期間中、何度も仲間の存在の大きさを実感しました。
私の所属したA班は、仙台市宮城野区のアレルギー対応製品取扱店「ヘルシーハット」を取材しました。何度もお店に足を運び、その度に自分たちの扱う「化学物質過敏症」というテーマの難しさに、直面しました。
それでも私たちは途中で挫折することなく、記事の完成に向けて最後まで走り続けることができました。
それはきっとA班のなかに、「病気で苦しんでいる人がいることを伝えたい」という共通の気持ちがあったからだと思います。
強い思いとそれを共有しあえる仲間がいれば、私たちができることの幅は限りなく広がっていくのではないでしょうか。
「自分に限界を作らないこと」。この13日間で得た、大切な気付きのひとつです。
読み手の心に訴えかける文章や写真とはどのようなものか。視察した閖上や取材先で話を伺って気が付いた、東日本大震災が残した多くのもの。
「キシャカケ」を通して学んだことは、数え切れません。それほどに毎日が濃密で、学びに満ちていました。
昨日の全プログラム終了後、改めてインターン生全員の顔を見渡しました。そこには自信に満ち、インターン初日と比べて一回りも二回りも逞しくなった、22名それぞれの表情がありました。
このインターンが終われば、またいつも通りの日常が戻ってきます。
それでも、この13日間を終えた私たちが見る景色は、今までとは少し違ったものとして映ることでしょう。
私たち22名は「キシャカケ」を経験し、スタート地点に立ちました。これから過ごす新しい生活のなかで得た気付きを、大切な仲間たちとまた共有できる日がやってくると信じています。
河北新報社「記者と駆けるインターン2018夏」これにて完結!
2018.9.9
上智大学3年 木村紗綾
0コメント