正念場! 上智大3年 松本拓

みなさん、こんにちは!

キシャカケS18、10日目。ブログ担当は上智大3年の松本拓(まつもとたく)です。

台風一過、仙台は青空に覆われました。記者インターン開始以降、「晴れ」は初めて。ずっと雨や曇りでぐずついていただけに、期間中一番のさわやかな朝に、気持ちよく出社しました。


僕たちにとって最大のミッションである班原稿の執筆は、今日・明日が山場です。取材が一段落した昨日から、どの班も執筆に全力で取り組んでいます。取材先から沢山聞いた話の中から何を切り取り、記事に盛り込むのか。その情報を、どう表現するのか…。脳みそをフル回転させると、人は無性に甘いものを欲するようです。差し入れてもらったお菓子を食べて小休止しながら、みんな原稿を一行一行、書き続けます。僕らの班はメンバー4人が積極的に考えを述べ合い、原稿で伝えたいことを絞っていきます。

僕らの班は、東松島市にある牡蠣専門会社「和がき」を取材しました。会社の事務所兼作業場がある東松島市の東名地区まで出かけ、実際に種牡蠣を見せてもらったり、社長の阿部さんに牡蠣販売にかける思いを聞きました。

せっかくの「宮城のカキ」の現場です。お言葉に甘えて、試食もさせていただきました。阿部社長曰く「この時期のカキはしょっぱくてあまりおいしくない」とのことですが、なんのなんの! 身は大ぶりで、舌触りはプリプリ。十分に美味しいかったです。

取材の中で、阿部さんから、こんなぼやきを聞きました。

あるメディアが取材に来た際、阿部さんの心情や実情も確かめないままに、「悲しい話を聞かせてほしい」と言われたことがあったそうです。

要するに、そういうお涙ちょうだい的なストーリーこそが、被災地にはふさわしいということなのでしょう。個人的には違和感を覚えますが、同時に私達も無意識に悲しい話を求めていないかと考えさせられました。

宮城のカキを、自治体や浜の違いを超えて横断的に集め、「最もおいしい宮城のカキ」として売り込んでいる阿部さんの取り組みは、単に「震災からの復興」だけではなく、宮城のカキをもっと多くの人に届けようとする力強いものです。だから、被災した過去のつらさにフォーカスすることよりも、未来に向かって挑む「今」が伝わる記事を書きたいです。



さて、そんなカキ取材に奔走する私達B班のメンバーを紹介します。写真は昨日、4人で一緒に牛タンを食べた時の一枚です。


右手前から、東北大文学部2年中里早希(通称:ざっとん)。班のムードメーカーです。話を素早く理解しまとめるので、班員の理解がスムーズに進んでいます。

右奥が日本大2年三井桃子さん(通称:マルチーズ)。高校の時新聞部に在籍していたとのことで取材経験は豊富(?!)。やはり取材の時も、相手の説明に鋭く切り込んでいきます。頼れるリーダーであり、メンバーの中で一番の食いしん坊です。

左手前が早稲田大3年の吉永朱里さん(通称:漁師の嫁)。班で原稿に行き詰ったとき、突然「前にしか進めない!」との名言(迷言?)を吐き、皆を鼓舞する勇者です。一方で牡蠣取材では取材対象者にはまりすぎて「漁師の嫁みたい」と言われています。しっかりしているようでフワフワ、いやフワフワしているようでしっかりしています(汗)。

そして左奥が僕、上智大3年の松本拓です(通称:あまちゃ)。東京都八王子市出身。仙台に来るのは初めてです。見るもの、聞くもの、食べるもの、多くが新鮮ですが、中でも学びが多いのが、このインターンでの出会い。取材先のお話も、インターン生仲間との他愛もない会話も、全てが刺激になっています。

この4人で記事を完成させます!

担当は、河北新報の震災後の奮闘を追ったテレビドラマにも準主役級で登場した丹野綾子デスク(テレビでは小池栄子さんが演じていました)。いま小池栄子に記事チェックを受けています。いろんな意味でドキドキです。それでは。

おことわり・最後の数行は大泉デスクによる改変です。

河北新報社 記者と駆けるインターン

2012年夏にスタートした、大学生向けの記者体験プログラム。 東日本大震災の被災地で、人に会って話を聞き、大事なポイントを見つけ、限られた字数で記事にする―。 そうした体験は、ジャーナリスト志望者のみならず、どんな職種職業にもつながる「生きる力」を養います。 このブログでは、学生の活動成果である記事と、活動中の日々の様子などを随時発信していきます。 募集告知もこちらで行います。

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