はじまり   東北芸術工科大2年 菊池みなと


 大学生が河北新報の紙面を飾る記事の執筆に挑む「記者と駆けるインターン2018春」が、本日2月19日、始まりました。初日のブログを担当します、東北芸術工科大デザイン工学部 企画構想学科 2年の菊池みなとです。出身は宮城県石巻市で、現在は山形県東根市に住んでいます。

 大学では主に広告、広報、マーケティングなどを勉強していて、日本で唯一「企画」を専門にしている学科です。「アイデアの力で社会をよりよくする」をモットーに日々の課題や外部活動に精一杯取り組んでいます。私自身、今回のインターンシップでは、大学生活で学んだ「企画力」や「コミュニケーション力」を十分に発揮し、頑張っていきたいです。

 今日の仙台の天気は晴れ。山形から仙台に向かうバスの車窓から見た雪景色が、キラキラと美しく輝いていて、私達の前途を祝ってくれているかのようで印象的でした。

 緊張しながら河北新報社の会場に入り、一番前の席に座りました。隣に座っていた仙台大学3年の佐藤真一朗さんとお話をすると、なんと共通の知り合いがいることが判明。「人とのつながり」はどこで見つかるか分からないものです。

 挨拶を終え、全国から集まった14名と共に「記者と駆けるインターン2018春」のカリキュラムがスタートしました。

 午前中は、河北新報社防災・教育室長の武田真一さんのお話です。事前に書籍を読んでいた私は、本の主人公の方が自分の目の前にいることに感動しました。


 武田さんのお話の中で一番心に残っているのは「新聞の役割は人や地域を孤立させないこと」という言葉です。確かな情報を伝えるだけのメディアではなく、地域に寄り添いながら人と人とを繋ぐ架け橋のような存在であることが分かりました。と同時に、記者として「何のために取材をし、記事を書くのか」という明確な根拠を考えていくことの大切さを実感しました。

 午後はこのインターンを共催する一般社団法人「ワカツク」の松浦智博さんによる事前研修です。「頭を動かし、考えて行動してください」という一言から始まりましたが、思っていた以上に頭と体力を使いヘトヘトになった4時間でした。松浦さんがおっしゃっていた「質問する力」「オーバーリアクション」を意識し、取材活動に取り組んでいきたいです。

 今回のカリキュラムで得たことは、インターン生全員のこれからの活動の糧になると思います。インターンシップを通して、記者としてのスキルを身に付けるのはもちろん被災地の実態と向き合い、仲間と共にかけがえのない2週間にしていきます!

東北芸術工科大2年 菊池みなと

河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。