復興への関わり 福島大2年 藤江高寛

「継続することが何より大事なんです」。豊島さんは震災復興を陰で支えている。



東北大学のサークル「まちづくり部」に所属する豊島純一さんと田川浩司さんはネットラジオ番組「リアルふっこうボイス」を発信している。二人の年齢は29歳、23歳と若い。生放送で被災者の声を月一回届けている。ネット動画配信サービス「USTREAM(ユーストリーム)」を通して、被災者の現状、そのままを伝えるのだ。

8月17日、せんだいメディアテークで初めて話を伺ったとき、真面目で堅そうな印象を受けた。

 ラジオの狙いは被災者の声を伝えること。発信と記録を同時に行っている。豊島さんは語る。「継続を一番に考えています。広く紹介してもらいたいとか、大それた目標はありません。現状を淡々と記録したい」。目は思いのほか力強く輝いていた。



リスナーは平均で100人ほど。2人がやりたいことは現在より未来にあるように思えた。







リアルふっこうボイスは過去の放送を全部記録している。番組で話した人、場所、全てがデータ化されていた。「記録を残したい」二人が伝えたいことだ。光が当たらなくとも動き続ける。純粋に自分にやれることをやり続ける。

 震災には様々な関わり方がある。豊島さんは、「やりたいことをやっているだけ」と言う。応援するだけ。身近な被災者に話すだけ。やれることをやればおのずと震災復興につながる。

ラジオの放送と記録。それは、確かに復興支援の一つの在り方だった。
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河北新報社 記者と駆けるインターン

2012年夏にスタートした、大学生向けの記者体験プログラム。 東日本大震災の被災地で、人に会って話を聞き、大事なポイントを見つけ、限られた字数で記事にする―。 そうした体験は、ジャーナリスト志望者のみならず、どんな職種職業にもつながる「生きる力」を養います。 このブログでは、学生の活動成果である記事と、活動中の日々の様子などを随時発信していきます。 募集告知もこちらで行います。

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