夕刊未掲載③ 気付きを繋げる 〜震災が教えてくれたこと〜
東北学院大3年 阿部礼奈
東北大4年 遠藤柊子
宮城大2年 木村俊介
東北学院大2年 京洋平
「100年後の人々の生活にこの震災の教訓が生きればうれしい」
エフエム仙台の防災情報番組「SUNDAY MORNING WAVE」を担当するフリーラジオパーソナリティの板橋恵子さん(60)は、そう話す。
【写説】熱い想いを語る板橋さん=エフエム仙台
東日本大震災の7年前から、防災情報を発信してきた。長年培った知識が、地震発生直後に放送した番組で生かされた。
「無我夢中」で、マイクに向かった。「二次災害を防ぐことが震災時のメディアの使命だから」
「震災関連情報で、冷静な判断ができた」「落ち着いて行動できた」…。多くのリスナーから反響が寄せられた。
震災前後の経験で得た教訓を生かすため、板橋さんが取り組んだのが、豊富な防災情報を載せた「サバ飯(サバイバル飯の略。非常食)防災ハンドブック」の発行。
製作に携わり、5万部以上が人々の手に渡った。
サバ飯のレシピをはじめ、地震・津波から身を守る10カ条、住まいの危険度診断などが細やかに記されている。いわば人々の「気付き」が集約されている。
蛇口をひねれば水が出る。スイッチを押せば電気が灯る。震災の時、私たちは日常のあたり前を失った。それと引き換えに、普段得ることのない気付きを得た。便利さ、人と人との絆、電力の在り方・・・など、さまざまな意味合いを。
それらの小さな気付きを積み重ねることが、震災を経験したからこそ、大事なのではないか。板橋さんは言う。「この震災で学んだことを無駄にしてはいけない」
震災から時間が経つにつれ、せっかくの気付きが、日常生活の中で、ともすれば忘れがちになっている。
「災害への備えも大切ですが、(気付きを忘れず)人の生き方を見つめ直すことも、大切なことではないでしょうか」
そう、板橋さんは問い掛ける
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東北大4年 遠藤柊子
宮城大2年 木村俊介
東北学院大2年 京洋平
「100年後の人々の生活にこの震災の教訓が生きればうれしい」
エフエム仙台の防災情報番組「SUNDAY MORNING WAVE」を担当するフリーラジオパーソナリティの板橋恵子さん(60)は、そう話す。
【写説】熱い想いを語る板橋さん=エフエム仙台
東日本大震災の7年前から、防災情報を発信してきた。長年培った知識が、地震発生直後に放送した番組で生かされた。
「無我夢中」で、マイクに向かった。「二次災害を防ぐことが震災時のメディアの使命だから」
「震災関連情報で、冷静な判断ができた」「落ち着いて行動できた」…。多くのリスナーから反響が寄せられた。
震災前後の経験で得た教訓を生かすため、板橋さんが取り組んだのが、豊富な防災情報を載せた「サバ飯(サバイバル飯の略。非常食)防災ハンドブック」の発行。
製作に携わり、5万部以上が人々の手に渡った。
サバ飯のレシピをはじめ、地震・津波から身を守る10カ条、住まいの危険度診断などが細やかに記されている。いわば人々の「気付き」が集約されている。
蛇口をひねれば水が出る。スイッチを押せば電気が灯る。震災の時、私たちは日常のあたり前を失った。それと引き換えに、普段得ることのない気付きを得た。便利さ、人と人との絆、電力の在り方・・・など、さまざまな意味合いを。
それらの小さな気付きを積み重ねることが、震災を経験したからこそ、大事なのではないか。板橋さんは言う。「この震災で学んだことを無駄にしてはいけない」
震災から時間が経つにつれ、せっかくの気付きが、日常生活の中で、ともすれば忘れがちになっている。
「災害への備えも大切ですが、(気付きを忘れず)人の生き方を見つめ直すことも、大切なことではないでしょうか」
そう、板橋さんは問い掛ける
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