カフェ・レストラン「太陽とオリーブ」を訪れて



こんにちは!河北新報社インターン生の斎藤瑠奈@東北大と、佐々木哲哉@宮城大です。



「精神障害者が働く飲食店」と聞いて、皆さんはどんなお店を思い浮かべるでしょうか。



精神障害者の社会復帰を支援するNPO法人「シャロームの会」は現在、仙台市中心部でカフェやレストランなど計3店舗を運営しています。



そのうちの1つ、仙台駅東口にあるカフェ・レストラン「太陽とオリーブ」に行ってきました。



一見こじんまりとした店内は 木目の壁で温かみのある大変居心地の良い空間です。



ランチメニューは、「日替わり」「今日のパスタ」などなど。値段は600円前後とお手頃です。

私たちは、メキシコのタコスをもとにした沖縄の名物料理「タコライス」を注文しました。







付け合せは、冷やし中華風はるさめサラダ、フルーツたっぷりヨーグルト。それがセットで650円です!



サラダは、夏の暑さを癒してくれるような程よいすっぱさとさっぱり感と、レタスのシャキシャキ感があいまって、絶妙の味わい。きゅうりやコーン、カニカマボコ、ハムも加わった具たくさんの一品でした。



メインディッシュのタコライスは、ご飯の上に、少し辛味のあるトマトベースのひき肉が乗った料理。メキシコ料理によく使われるトルティーヤチップスととろけたチーズが合わさって、美味でした。



実は、この店はごはんがポイントで、無農薬玄米を使用(白米を選ぶことも可)。ビタミン、食物繊維が豊富です。

食べるとカラダが喜ぶようなランチでした。



ここでスタッフとして働いているのは、一般に「精神障害者」と言われる人たちです。

でも、構える必要はありません。入れば普通のレストラン。接客や調理をてきぱきこなし、「健常者」とくくられる私たちと変わりません。



みなさんは日々、この店を作り上げる一員として働いています。

閉店後には毎日ミーティングを行い、店をよりよくするために意見を交わしています。



「『働いている』というのは、『治った』というのと同じことです。病気があっても、互いに励ましあって『できる』自分たちを確かめ合うことで、自信が生まれるんです。確かに体調には波がありますが、この店で彼らの姿に触れてもらえれば、皆さんの意識も随分違ってくると思うんです」



「シャロームの会」代表の菊池茂さんは、変化への願いを込めて、こう語ります。







事実、私たちが店で接した限りでは、これといったハンディは感じさせませんでした。

菊池さんの言葉通り、精神障害者の実相を私たちが知ることこそが、大切なのだと思いました。



最初に「精神障害者が働くお店」と聞いたとき、正直に言えば「行きづらそうなお店だな」と思いました。

しかし、今回初めて訪れてみて、それはまったくの誤解だったと気づきました。

ドアの向こうには、普通のカフェと変わらない、心地いい時間と空間が待っていました。



シャロームの会の店には、今春、141ビル三越定禅寺館5階に開いたカフェ「オリーブガーデン」があります。

ネパール仕込みのこだわりカレーが味わえる店ができたそうです。



次はこちらにも足を運んで、働く障害者の皆さんと、今度はもっと言葉を交わしたいと思います。
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河北新報社 記者と駆けるインターン

2012年夏にスタートした、大学生向けの記者体験プログラム。 東日本大震災の被災地で、人に会って話を聞き、大事なポイントを見つけ、限られた字数で記事にする―。 そうした体験は、ジャーナリスト志望者のみならず、どんな職種職業にもつながる「生きる力」を養います。 このブログでは、学生の活動成果である記事と、活動中の日々の様子などを随時発信していきます。 募集告知もこちらで行います。

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