思いやり

河北新報社「記者と駆けるインターン」3日目、

本日から最終日まで学生インターンが交代でブログを書いていきます。

つたない表現もあると思いますが、どうぞご愛読、叱咤激励をよろしくお願いします。



河北での活動は2日目。

午前中はネット編集部記者の大泉大介さんから「取材の基本」について学びました。







話の聞き方や質問の仕方など、プロの記者から取材のノウハウを学ぶインターン生。



メモを取る姿勢も真剣です!!







取材はある意味、普段のコミュニケーションの延長線上にあります。

常日ごろ、「人」とどう接し、どう受け答えをするのか、

そこを意識して生活することが、今後の取材に生きることを知りました。



午後は一般社団法人PSC(パーソナルサポートセンター)生活支援部長の高木秀明さんと、

被災者でもあり「人材情報誌オガーレ!」の編集部で編集者としても活躍する青野哲大さんから話を聞きました。





高木さんは、仙台市にあるプレハブ仮設住宅などで震災被災者の見回り活動を担っている絆支援員の活動を説明。

震災で心に深い傷を負った被災者に対し、用いる言葉の難しさを強調しました。

特に印象に残っているのは「言葉で人を殺すことは可能なんです」との一言。

「だからこそ、言葉遣いには気をつけてほしい。一つ一つの言葉を大切にしてほしい」と

今後、被災者取材に挑み、言葉で記事を表現していくわれわれに注意とエールをくださいました。



高木さんが持参した約20分の動画は、前半が大津波が宮城県の沿岸部を襲う様子、

後半は不明者の捜索に当たる警察官などの様子でした。



あれから1年半もの月日が流れても、あの時の怖さや不安がまざまざと思い出されました。

多くの命が奪われ、多くの人が悲しみくれた震災。

長い復興の道のりの原点を確かめさせられるような動画に、復興の一助を目指すインターンへの思いが深まりました。







宮城県気仙沼市のアパートが全壊し、移り住んだ仙台市泉区の「みなし仮設」のアパートで暮らす青野さん。

被災者の視点から、今後われわれは被災者とどのように接すればよいか、アドバイスをいただきました。



一例をあげると、青野さんはインターン生に、こんな課題を出しました。

震災で家を失い、仮設住宅で独り暮らすおばあちゃんが「早く自分の家に戻りたいねえ・・・」とつぶやいたとき、

「皆さんだったら、どう相槌を返しますか?」という問いかけです。



僕はいろいろ考えましたが、うまい答えが見つかりませんでした。

青野さんは「正解はないし、あっても一つではない。ただし、『分かります!』と安易に言ってしまうのは、

危ういと思うんです」と話しました。

被災者の思いを理解したいと願う一方で、それがどれだけ難しいことか─。

課題での擬似体験でしたが、「被災者に向き合う」とはどういうことか、姿勢が問われるワークでした。







(青野さん・・ものすごく絵がうまい!!4コマ漫画は今後とも要チェックですね!!)



今日一日を通して感じたこと。

それは被災された方々の立場に立ったコミュニケーションが求められているということです。



取材現場での私たちの不注意な発言が、被災者の方の心を傷つけてしまうかもしれない。

被災者の方々がいま、何を想い、どんな生活をしているのか。

被災者の喪失感を、どうやって汲み取るのか。



今後、取材に協力してくれた方々の心情に寄り添い、感謝の心を持って話を聞くことが、私たち一人一人に求められています。

学びを心に刻み、最終日まで駆け抜けることを決意しました!!







(西村雄介@青山学院大学)
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河北新報社 記者と駆けるインターン

2012年夏にスタートした、大学生向けの記者体験プログラム。 東日本大震災の被災地で、人に会って話を聞き、大事なポイントを見つけ、限られた字数で記事にする―。 そうした体験は、ジャーナリスト志望者のみならず、どんな職種職業にもつながる「生きる力」を養います。 このブログでは、学生の活動成果である記事と、活動中の日々の様子などを随時発信していきます。 募集告知もこちらで行います。

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