「伝える」の細部

インターン6日目、終了しました!

本日のブログを担当するのは馬場翔子@東北大学です。



21日間のインターンも4分の1が過ぎました。毎日が濃密すぎて、もう半分ぐらい過ぎた気がするのですが、むしろ4分の3も残っていると思うと、得した気分です!



今日の活動は2本立てです。

1つ目は夕刊編集部、安倍樹デスクの講義。







冒頭から「寝てもらって大丈夫ですからね」と優しく語りかけてくれましたが、

実際話が始まると、まったく寝る暇などないぐらいに熱い講義でした。



取材で心掛けるべきこととして指摘されたのは、

Communication

Imagination

Information

の3つです。



コミュニケーションは、取材相手との会話を楽しむことの重要性を、

イマジネーションは、日常の中で些細な事象にも目を向けることで想像力を培う大切さを、インフォメーションは、伝えたい情報を明確にするために、物事の細部を描写する必要性を、それぞれ分かりやすく伝えてくれました。



おまけに、安倍デスクが日ごろ使っているノートも見せてくれました。







驚いたのは、文字でメモする代わりにイラストを描くという手法。

ノートを見返した時、取材時の状況がよりイメージしやすいとのことで

明日以降の取材の参考にします!





2つ目は、インターン生8人全員がこの日まで書き上げたレポートの相互批評会。

車座になって、筆者が原稿を読み上げた後、他のメンバーが原稿の感想や改善すべき点などを指摘し合うという内容です。







デジタル編集部の相原研也、大泉大介両デスクも加わり、デスク3人そろい踏みで、インターン生はみな緊張。けちょんけちょんにされる覚悟で臨みました。



他人の文章を、読み手と書き手の視点を併せ持って読む経験は初めでだったので、「あー、こうすれば分かりやすいんだ!」「んー、ひとりよがりな表現は伝わらないなー」など、気づきが山ほどありました。



デスク陣からは、文章表現の細かい指導もありましたが、ほぼ全員が一様に問題視されたのは「君は一番何が言いたかったの?!」ということ。自分が伝えたいテーマを絞り込み、明確にする大切さを再三(くどくど?)指摘されました。



これは昨日、写真部の門田勲デスクから教わったこととも重なる内容で、「伝える」上での大前提なのだと気づかされました。



書くことって、本当に大変なんですね。

一緒に真剣に取り組んだ仲間の「すり減る〜」という言葉が、耳から離れません。



インターン8日目の25日(月)、仙台市若林区で津波被災のうちの再生に取り組むボランティア団体「リルーツ」で実際に作業を体験した上で、リポートに再挑戦します。



今日の学びを生かしながら、リルーツでリベンジ!

その前に明日は充電の一休みです。



ちょっと早いですが、おやすみなさい。zzz・・・。




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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。