へこみ3秒 同志社大2年 長谷美幸

3月8日、今日のインターンのプログラムは、記事の「相互批評会」でした。


学生各々が朝まで書き上げた記事について、


良かった点、悪かった点を互いに指摘し合うという時間です。


記事の題材は、昨日全員で体験した「農地再生ボランティア」について。

多くの学生にとって、初めての取材・執筆であり、ましてや批評会なんて、緊張します。


がれき撤去作業という肉体労働、連日の緊張状態で、疲れもピークです。


睡魔を乗り越えながら、インターン生はそれぞれが格闘した記事に向き合いました。



いよいよ、試行錯誤して書き上げた記事のお披露目です。

二つのグループに別れ、それぞれが輪になって、皆の前で一人ずつ原稿を読み上げていきます。


デスクの方々もおり、いやおうなしに手が汗ばんできます。


批評会の内容は、実に充実したものでした。


見込んでいた一人10分の予定を大幅にオーバーする白熱ぶりです。


苦労して書き上げた記事が、デスクからはもちろん、仲間からもダメだしされるのは辛いけど、今回のインターン生の合言葉は「へこみ3秒」(初日に研修を受けた松崎さんのアドバイスです)。


愛ある言葉を胸に、インターン生は自分の原稿を磨くため、仲間の学びにもつなげるため、自分の意見を発信していました。


インターン生の一人、宮城学院女子大の「ちくりん」は、この記事の取材対象を


何と「大泉デスク」にしました。「インターンが始まって以来初」だそうです! 斬新な視点に驚きです!



批評を受けて、へこんでばかりではいられません。

大事なのは「気付きを次に生かす」こと。「わかりやすく書けているか」「伝えたいことは何か」など、それぞれの問題点が見えてきます。




私自身は「読者を現場に連れていく」というデスクの指摘を胸に刻んで、表現力をあげていきます!

インターンに参加した当初からの目標であった「被災地の方々に寄り添った取材」ができるよう頑張ります。



批評会後の7取材班ごとのグループワークでは、全ての班がおおむね取材先を絞り込みました。


中には無事にアポを取り付けた班もあります。


 


明日は待ちに待ったお休み! ゆっくり体と頭を休めたいところですが。


京都から来た私は、せっかくの仙台滞在なので、東北大で行われる建築系のイベントを見学に行く予定です。


すべての人生経験は取材と記事執筆の肥やし─。


そう信じて、休日返上で駆け抜けます。


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。