個人原稿完成!! 〜みんなで振り返る班原稿〜

11月21日の活動報告担当、東北学院大学三年の橋本康平です。



カタカタとキーボードで打ち込む音が、あちらこちらから聞こえてきます。

個人原稿完成に向けて、みんな執筆中です。

各班に分かれてデスクに原稿を見てもらっています。









B班では今野デスクが、班のメンバーが書きあげた原稿を見ます。

「ここの表現をこうした方が伝わる」「ここはどんな意味で書いたのか」

一人ひとりと相談します。



班原稿を前回完成させていたので、原稿のクオリイティも上がっています。

しかし、個人原稿で自分の文章の主張が弱くなってしまったのもありました。

色々折り合いをつけながら書き直しを進めました。



記事はこのブログで、27日から順次公開の予定です。

さらに磨きがかかった僕らの記事に、ご期待ください。







個人原稿がひと段落した20時過ぎ、完成した班原稿の発表会をしました。

班原稿を書いた反省などを、みんなで言い合います。











各班のなるほどと思った発言を紹介します。



・伝えたいことを忘れずに書く。

伝えたいことを忘れて書いてはいい文章にはなりません。

A班は大事な伝えたいことを、まず原稿の末尾に置いてしまい、そこから文頭に逆戻りするような順番で書いていったそうです。



・「」を埋める難しさ。

人の発言内容を示す「」の中身は、取材した相手の思いを象徴するところです。だからこそ、相手の心情をよく理解した上で、どう表現するのかを考えなくてはならない。

B班は、みんなで「」の中身を吟味しあい、まとめたそうです。



・違う視点を受け入れる協調性を大事にする。

C班は特殊清掃という人の死に触れる仕事を取材したこともあり、伝えたいことがたくさんあったそうです。

そういった思いを尊重していったことが、良い記事につながったと言います。



一つだけみんな共通していたことがありました。

まとめることの大切さです。

みんな色々な反省はあれども、みんなの思いをまとめるというところは相通じるものがありました。



今回の3班は、誰かメンバー一人の個人原稿をベースに班原稿を書き上げるのではなく、みんなの個人原稿の良いところを切り貼りするように書き上げていたのも大きいかもしれません。



インターンシップは11月24日で終了してしまいます。

長いようで短く、色々なことを学びながら、まだ足りないような気分です。

デスクの大泉さんは最初の頃、「良い記事を書くプロセスは、自転車に乗ることに似ている。転ばず乗れるようになるには、何度も転びながら、慣れていく必要がある」とおっしゃっていました。



インターンシップ期間のおよそ一か月では、慣れたとは、まだまだいえないでしょう。

ですが、このインターンシップを通して得たものは、これから様々な機会で役に立つはずです。

教わった取材・記事執筆のエッセンスを忘れず、精進していく所存です。





次回はワカツクでの事後研修です。初心を思いかえして、最後まで頑張ります。






 


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。