夏よりアツい冬!



 仙台の空にも初雪がちらつく季節になりました。



 今回のブログ担当、東北学院大2年の久道潤也です。インターンシップも折り返し地点を過ぎました。5期のみなさんとも自然と会話が生まれ、和やかな雰囲気が漂います。最初のころの緊張はもうありません。



 外の気温が一桁代にもかかわらず、河北インターンは、今日も白熱した時間になりました。



 先週までに終えた企業取材の内容を記事にして見せ合う「個人原稿批評会」です。各班の担当デスクにお越しいただき、班ごとに批評を頂きました。







 以前、大豆カンパニーの本木純さんを取材した時は12人が一緒に話を聞いたので、取材での「聞き漏らし」は、あまりありませんでした。しかし今回、4人1組でのグループ取材を振り返ってみると、聞くべきことの半分も聞けていないことが、デスクの指摘で分かってきました。どうしてでしょう…?



 「大切なのは生々しさ」



 わが班担当のデジタル編集部相原デスクとの話し合いの中で、私たちに足りないものが見えてきました。



 私たちは取材時、相手の気持ちを害させてはいけないと、立ち入ったことは聞いていませんでした。しかし相原デスクは「(相手と)ぶつからなければ、いい記事は書けない!」



 次回は、相手により一歩踏み込んだ取材をしようと決めました。再取材時の課題、方向性が決まり、自然とやる気が満ち溢れてきました!



 10月27日のインターン初日に私が日報に書いた「インターンの目的」を見返すと、「何のために、誰のために記事を書くのか、はっきりさせる」とありました。少しずつではありますが、ぼんやりと見えてきたような気がします。



 普段なかなか出会えない社会人、新聞記者、そしてインターンの学生仲間…。最近の私は、新たな出会いの中で毎日新たな発見があり、ハートがめらめらと燃えているのを実感する日々を送っています。



 以前、夕刊編集部デスクの安倍さんの講義を聞いたとき印象的だった言葉に、「知力」というのがあります。取材をし、記事を書く上で大切なこの力は、「人と会うことで磨かれる」と教えられました。今まさに「知力」の高め方を身をもって実感しています!







 毎日課題の締め切りに追われる日々を過ごし、みんな少しずつ記事を書くことには慣れてきました。それでも今は、個人原稿で改善すべき点をいっぱい指摘され、頭の中がやるべきことで、もういっぱい。脳ミソが悲鳴を悲鳴をあげ始めています。



 各班の目下の課題は、企業へ再取材です。原稿の批評会で浮かんだ弱点を補うべく、しっかり取材し直します。



 夏のインターンよりもアツい秋、いやアツい冬にするぞと、後半に向けて決意を新たにしています。






 


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。