「明日やろうは、バカ野郎」  東北学院大学3年 佐藤陽



いつやるか...今でしょ!



最近ほとんど聞かなくなってしまったこのフレーズに対して、今になって思うことがあります。



インターンとして河北新報に「出社」したのは、昨日5日で五回に過ぎませんが、社会に出た時、または就職活動をしていく時に、「当たり前のことを当たり前にできないヤツは置いてかれていく」と感じました。「社会に出たら、できるようになるでしょ」。そんな風に思っていた自分が恥ずかしいです。



しかし、今回のインターンでそれを思い知ってからは、少しずつですが変わることができてきていると思います。思い立ったら後回しにせず、その場でやる! この意識を強く持ち、今後の生活やインターンに取り組んでいこうと思います。



はい、前置きが長くなりましたが、本日のブログ担当は東北学院大学3年、佐藤陽です。



まず、この場を借りて、楽天優勝おめでとうございます!!

創設九年目にしての快挙! 仙台の街の空気ははじめ、私たちの心の中の熱も、まだまだ治まりません。それでもやはり季節は巡り、各日が冬が近づいています。仙台でも厚手のコートやダウンジャケットが恋しくなるほど寒くなってまいりました。



そんな中、5日夜の活動一発目は、写真の批評会。写真部の門田勲デスクから与えられた「晩秋」のテーマに沿って、インターン生がそれぞれが思う「晩秋」を撮影。あまり撮影時間が取れない制約の中、それぞれの個性が現れた写真が出揃いました。





門田さんをお迎えし、各写真を批評してもらいます。助言を聞くと、また、写真への興味が深まりました。







「写真とは撮った人の心を写し出す鏡」

この考え方は私にとってとても新鮮なものでした。



そう考えると、次の二枚の写真は、撮った人の人柄や心情が伺える写真だと感じました。







猫と落ち葉。被写体がこの二つしかなくても、秋を鮮明に表現し、またこの人は動物好きで、優しそうな人であるとイメージできます。山形大、野上貴君の作品です。



銀杏(いちょう)という秋の景色の中に子どもがいて、銀杏(ぎんなん)のような帽子を被っている。

とても秋をイメージしやすい写真ですし、かつ撮影者は、子ども好きな人であることがイメージできます。宮城学院女子大、八重樫友里さんの力作です。





写真から何を読み取るかはそれぞれですが、撮った人の胸中をイメージすると、写真の奥深さと魅力を一層感じ入ることができると感じました。



ちなみに、いちょうとぎんなんの漢字が同じなのを、このブログを書いて初めて知りました(笑)。





写真には一つ一つに物語があります。それに魅せられて、門田さんの批評タイムは、あっという間に過ぎていきました。





後半戦は、夕刊編集部デスクの安倍樹さんをお迎えして、取材や記事の書き方を教えていただきました。

実は、安倍さん、かの有名な平安時代の陰陽師、安倍晴明の末裔だとか、そうでないとか!?

私たちの取材成功を祈願して、まじないをかけてくれました(笑)





「記事とは、具体でなければならない」と語る安倍さん。

記事を書く上で基本になるのは、5W1H。特にWhyが重要であり、「物事に対して、なぜ、なぜと疑問を投げかけていく。そうすることで記事はより具体的なものになる」と教えていただきました。



早いグループは、いよいよ取材本番に入ります。僕の班も6日夕の取材アポが取れました。



これまでの座学や取材の疑似体験を通して、少しはノウハウを学びました。あとはそれを実践するだけです。これまでの学びをしっかり復習し、取材のイメージを固めていきたいと思います。


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。