参加学生の言葉 日報「今日の気づき」より⑥

3/17日報より


東北福祉大 武藤大紀


集中力を持続させるには工夫が必要です。我々D班は、意見が煮詰まったとき席を立って場所を移して立った状態で話し合いを行います。「スクラム会議」と呼ばれる方法で、物理的な障害物を取り除いて話し合うことで活発な意見交換ができるというものです。この方法を用いてなんとか今日を終えることができました。今後も活用していきたいです。


 


宮城学院女子大 佐藤彩野


班原稿をまとめました。思い付いた言い回しだけでは、伝わる文章はできないと知りました。強い軸を原稿に通したいです。「語り部タクシー」は、いろんなメディアに取り上げられている分、原稿がどこかで見たことがあるようなものになってしまいます。自分たちにしかできない記事を目指したいです。


 


東北大 後藤武尊


取材のときに、仮設住宅に住む職人さんにお話を聞く機会がありました。最初なかなか話が弾まなかったので、「自分も裸になる」という取材のコツを実践してみようと考えました。自分の被災体験(正確には親戚の話)を話したところ、シンパシーを感じてくれたのか色々話を聞くことが出来ました。取材の結果としては良かったのかなと思う反面、今も大変な思いをする親戚をネタにしているようでいい気がしませんでした。しかし、あの場では取材のいい方法が思い浮かびませんでした。もっといい表現があったのではないだろうか、と色々考えています。取材は難しいです。人とのコミュニケーションは難しいです。


 


宮城大 鈴木あゆみ


それぞれの原稿を移植しながら班原稿を推敲していきました。細部まで伝えたいことに沿った表現や単語を突き詰めていく作業は大変でした。言いたいことは理解しているはずなのに、ニュアンスが少し違う‥しっくりこない‥曖昧な表現になる‥自分自身の頭の硬さと語彙の少なさを実感しました。心で感じている感覚をどのように言葉にして相手に伝えるか‥いかにその感覚に近いものを読者に届けるか‥もどかしいです。そしてやっと、なぜヤバイがヤバイのかが分かった気がします。万能な言葉ではないか!と思っていましたが、全部ヤバイを使ったら、心で受け取った微妙な感情を人に伝えることが難しくなります。日本語は繊細で素敵な表現が沢山あるので日頃から使いたいなと思いました。言葉って面白いです。


 


東北大 長谷川美佳


状況を良くしたいとき、自分たちにとってのBestを生み出したいときに必要なものは、生ぬるい衝突によって起こる「状態変化」ではなく、相手を慮りながらの思い切りの衝突によって起こる「化学変化」。なぜなら、「新しい」モノを生み出さない限り、前進することはありえないからです。


 


東北大 木部翔


班原稿絶賛作成中なのですが、あっちいってぶつかりこっちいってぶつかり結局逆走してたり……。まるでド素人のやるマリオカートを見ている気分です。キツイものはキツイのですが、去年の11月はもっと修羅場(模擬裁判大会の書面提出直前)だったので、それに比べたらまし的なことを考えています。百里を行く者は九十里を半ばとす。気を引き締めて頑張ります。


 


3/18日報より


東北大 洞口駿


記事の批評会では「こんなに伝わらないものか」と愕然としてしまいました。自分の中での認識の甘さがありました。友禅染も昭和中期も支店も伝わらない。自分達ではわからない指摘の数々。改めて記事を書くのは大変だと感じます。


 


宮城学院女子大 佐藤彩野


批評会で指摘されたことを鵜呑みにし過ぎて、班原稿が何を言いたかったのか分からなくなってしまいました。原稿を考えていくのは難しい作業です。


 


東北大 後藤武尊


今日は、日付が変わるギリギリまでC班みんなで原稿の書き直しを行っていました。一言一句「これで読者に誤解を生まないか?」「この構成で言いたいことは伝わるのか?」を意識しながら議論を重ねました。「なんで自分にはいい表現が浮かばないのか」と悔しさが募るばかりです。


 


次回に続く


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。