原稿批評会、記者の洗礼を受けました
昨日仙台の最高気温は35.4℃を観測.
今年初の猛暑日になりました。
今日は雨が降ってムシムシしています。
厳しい残暑や、前日深夜や今日未明まで及んだ初めての原稿執筆の疲れが見え始めたました。
それでも、みんななんとか負けずに頑張っています!
4日目となる本日のブログは、日本大学3年・鈴木絵梨香が担当します。
今日は、原稿の批評会を行いました。
昨日のインタビューを基に1人1人が書いてきた約1300字の記事に対し、
デスクはもちろん学生同士でも、良かった点・悪かった点を指摘しあいます。
学生が4人1班となって、社会人のゲスト1人にインタビューを行い、
それをもとに各々が記事を書きました。
よって、できた記事は4通り。
その中で一番良かった原稿が、さらに手直しを受け、
ウェブマガジン「いぐする仙台」の「ワタシとシゴト」というコーナーに掲載される予定です。
【批評会の様子】
10人程度で1組になり、デスクも加わって、お互いの原稿に対し感想や意見を述べ合います。
頑張った人では今日朝8時の締め切り直前までもがき苦しむなど、
未明・早朝にまで及んだ格闘で、なんとか書き上げた初めての原稿。
限られた字数の中に、インタビューさせていただいた方の思いや魅力を詰め込むのは至難の業です。
ましてや、忙しい仕事の合間を縫って取材に協力していただいたと思うと、ますます筆は進みません。
眠い目をこすりながら、分かりやすい文章を書くことの難しさを痛感しながら、
それでも今の自分にできる表現を最大限に駆使して、今日の批評会に臨んだつもりでした。
しかし、苦心の作を声に出してみんなに聞いてもらうと…。
「ここはどういう意味?」
「もっと具体的な記述がないと分からないよ」
「そもそも何を伝えたいのかよく分からない」
ボディーブローの嵐です。
疲れた身体に鞭打って書き上げた成果が、目の前で崩れ去っていくのが見えました。
「10聞いて、記事に書けるのは2か3ぐらい」
デスク役の大泉さんが2日目の講義で言っていた言葉の真意が、苦くも分かりました。
とはいえ、プロの記者に自分の文章を読んでもらい、一緒に推敲していただける機会なんて、そうそうありません。
みんな自分の原稿が真っ赤になるほど、指摘を受けた改善ポイントを余すところなく書き込んでいました。
【貴重なデスクの意見に、真剣に耳を傾けます】
インターンでの最終的目標は、「被災地の中小企業」を取材し、記事にすることです。
河北新報の夕刊に掲載していただく記事の文字数は800字です。
2時間足らずのインタビューを1300字に収めるのに四苦八苦したのに、800字にまとめるなんて…。
きっと今回の原稿執筆の何倍も何倍も行き詰まり、もがくのだと思います。
失敗を重ねるのは、いまのうちです。
たくさんの失敗を学びに変えて、最終日の達成感につなげられるように明日からもめげずに、がんばっていきます!
苦あれば楽あり!
新聞社にも楽しいランチはやってきます。
3時間に及ぶ批評会を終え、今日はみんなで社員食堂に初めて行ってみました。
普段なかなか入る事のできないところで食べることに、まずはワクワク!
何とか原稿を書き上げた達成感と厳しい批評会からの解放感も手伝い、みんなでワイワイ!
とっても楽しい昼食になりました!
そんな女子に対して、こちらは駒沢大学3年の山家達也くんです。
深夜に及ぶ作業に疲労困憊。
机に突っ伏し、お昼寝をしていました(お疲れ様~)。
後ろからパシャっと撮ったら、起きてしまい(ごめんなさい)、
「ブログに載せても良い?」と聞いたら、
笑顔で「どうぞ」と言ってくれました。
まだスタート4日目なのに、みんなと良い関係を築けていて、
「この出会いも、インターンの大きな収穫だなぁー」なんて、感じたお昼休みの一コマでした。
明日は宮城県名取市閖上(ゆりあげ)へ行きます。
震災の津波で、大きな被害を受けた場所です。
現地では、閖上でかまぼこ店を営んでいた「ささ圭」さんのおかみさんに案内していただき、
お話をうかがいます。
今回のインターンは参加学生35人のうち、17人が県外の大学から来ています。
津波被災地に初めて足を運ぶ学生も少なくないでしょう。
どんなことを感じ、何を思うのか─。
被災地についてあらためて考える機会になると思います。
批評会を受けて自分の中に芽生えた感性や着眼点を生かして、
明日はより濃密な被災地訪問にしたいと思います。
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