届け!瓦の魅力 若社長の挑戦 慶應義塾大2年 湯川うらら
「瓦」のイメージを覆された。
高級感漂うシックな日本家屋、
黒を基調とした重厚な寺院、
レンガ調の可愛らしい西洋風アパート。
「全部、瓦屋根なんですよ」。
仙台市青葉区木町の瓦屋根施工「植木」社長、植木徹郎さん(36)は、
自社で施工した屋根を前に誇らしげだ。
高級感漂うシックな日本家屋、
黒を基調とした重厚な寺院、
レンガ調の可愛らしい西洋風アパート。
「全部、瓦屋根なんですよ」。
仙台市青葉区木町の瓦屋根施工「植木」社長、植木徹郎さん(36)は、
自社で施工した屋根を前に誇らしげだ。
【人気色のオレンジ瓦を手に、魅力を語る植木徹郎さん】
創業143年、老舗の6代目。
愛知県などの産地から瓦を仕入れ、地元の幅広い物件を手掛ける。
愛知県などの産地から瓦を仕入れ、地元の幅広い物件を手掛ける。
「『瓦は時代遅れ』だと思ったら大間違い。時代のニーズを常に追っています」
植木さんは人気色オレンジの瓦を手に、バリエーションの豊かさを誇る。
地中海の街並に映えそうな「ティエラホワイト」、
南欧の情熱的な邸宅を思わせる「アンティックブラウン」、
熱帯林に溶け込みそうな「エターナグリーン」……。
原色でもモノトーンでもないカラーリングが、多様な建物にマッチする。
植木さんは人気色オレンジの瓦を手に、バリエーションの豊かさを誇る。
地中海の街並に映えそうな「ティエラホワイト」、
南欧の情熱的な邸宅を思わせる「アンティックブラウン」、
熱帯林に溶け込みそうな「エターナグリーン」……。
原色でもモノトーンでもないカラーリングが、多様な建物にマッチする。
形も千差万別だ。
滑らかな曲線のS形、直線的な平型…。
住みたい家のイメージ通りに組み合わせられる。
焼き物なので、夏の強い日差しで変形したり、
長い年月風雨にさらされても色あせたりしない。
滑らかな曲線のS形、直線的な平型…。
住みたい家のイメージ通りに組み合わせられる。
焼き物なので、夏の強い日差しで変形したり、
長い年月風雨にさらされても色あせたりしない。
時代を超えて愛用されて来たとはいえ、
地震などで瓦が落ちるとの不安は根強く、屋根材として敬遠する人は少なくない。
それでも「1400年前の瓦が今も現役の建物があるんです。
メンテナンスを怠らなければ、瓦は何より安全で一生ものの屋根材です」と言い切る。
地震などで瓦が落ちるとの不安は根強く、屋根材として敬遠する人は少なくない。
それでも「1400年前の瓦が今も現役の建物があるんです。
メンテナンスを怠らなければ、瓦は何より安全で一生ものの屋根材です」と言い切る。
事実、2011年の東日本大震災で強い揺れを受けても、
「植木」が近年施工した家では、瓦一枚落ちなかった。
過去の震災で根付いた「地震に弱い」という評価を覆すための、
最新の施工法が功を奏したのだ。
耐震性の高い材料や施工法を詳細にまとめたガイドラインを定め、
雪の多い気候に合わせた東北独自の工法も編み出した。
結果、耐震性は飛躍的に高まり、震度7クラスの地震にも耐えられるようになった。
「植木」が近年施工した家では、瓦一枚落ちなかった。
過去の震災で根付いた「地震に弱い」という評価を覆すための、
最新の施工法が功を奏したのだ。
耐震性の高い材料や施工法を詳細にまとめたガイドラインを定め、
雪の多い気候に合わせた東北独自の工法も編み出した。
結果、耐震性は飛躍的に高まり、震度7クラスの地震にも耐えられるようになった。
瓦の耐震性は改善されたが、マイナスイメージを払拭するには至っていない。
「一人でも多く、瓦屋根を使ってほしい」との一心で、同業の若手8人と動き出した。
セミナーに赴いたり、建築士の卵が集う工業高校で教壇に立ったり。
まだ手探りだが、瓦の新たなイメージを作り出すべく、若き瓦屋は今日も奮闘する。
「一人でも多く、瓦屋根を使ってほしい」との一心で、同業の若手8人と動き出した。
セミナーに赴いたり、建築士の卵が集う工業高校で教壇に立ったり。
まだ手探りだが、瓦の新たなイメージを作り出すべく、若き瓦屋は今日も奮闘する。
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