話しやすいインタビューとは  東北学院大4年 伊勢美沙子

みなさん、こんにちは!

東北学院大4年、伊勢美沙子です。

記者と駆けるインターン2015秋の活動3日目、11月12日の様子を報告します。


スタート前、インターンOGの先輩がお菓子の差し入れを持って激励に来てくれました。忙しい合間を縫って、財布を痛めての応援です。直接の知り合いでもないのに、同じ河北でのインターン仲間というつながりで駆けつけてくれたことがただただありがたく、嬉しく感じました。

ありがとうございました。

チョコ、ご馳走様でした。


実務は取材先選びの話し合いから始まりました。12期のメンバー8人が3つの取材班に分かれ、それぞれどこに取材に行くかを決めます。

まずは興味のある業種を定めてそこから企業名を探っていったり、候補となる具体的な企業の情報を個々人が持ち寄って優先順位を話し合ったり、班によって議論の仕方は違っていたようです。



 


次に、この日の座学のメーンである大泉さんによる「模擬インタビュー」が始まりました。

インタビューを受ける役を担ったのは、またもインターンOGの高橋萌絵さん。

河北インターンは、山形大在学中の2013年春に3期で参加。今春から社会人として仙台の企業に勤め、現在は保険営業を担当しているそうです。



そんな高橋さんの「過去、現在、未来」を取材していくインタビューで、大泉さんは高橋さんの言葉を自分の理解に置き換えて表現したり、高橋さんの説明と対照的な言葉をあえて用いて高橋さんの主張を際立たせるような文脈を導き出したり、結果として高橋さんという存在が浮かび上がるような多くの情報をスルスルと引き出していました。


インターン生が高橋さんに質問する時間もありました。みんなが次々手を挙げて積極的に質問。今まで学んだ「言葉の置き換え」などを実践し、高橋さんをもっと深く理解しようと努めていました。


取材が一段落した後、大泉さんは「ペーシング」の重要性を説明しました。

取材する側である記者が、取材を受ける側と、話し方や表情、身振りや手振りのリズムやテンポを相手に合わせることで、慣れない取材を受ける緊張感をほぐし、安心感や心地よさを与えながら話を引き出していく、という手法です。


相手とペースを合わせる━。

さりげないことですが、相手を観察し、相手の胸の内に思いを馳せながら歩み寄ることが、結果として相手の言葉、記事を書く上で欠かせない情報を引き出すことにつながるのだと納得しました。


インタビューしながらその質問や身振り手振りで相手の話しやすい環境をつくることが大切だと気づきました。


インタビューをもとに、私たちは高橋さんの「人となり」を伝える記事を書きます。

字数は280字。

締め切りは14日朝。

高橋さんが言いたかったことをしっかりくみ取って、いい原稿にしたいです。


この日の最後に、各班で取材先選びの進捗状況の報告し合いました。

どの班も全く違う切り口の候補を挙げていたので、原稿の完成がいまから楽しみです。



ブログの最後に、恒例のメンバー紹介です。

すぐ上の写真で発言している東北大3年、濱田佳那子さんです(左端)。


私の彼女の第一印象は「スポーツできそう」。

スリムで身のこなしが軽く、さわやかな雰囲気です。

素敵な笑顔と明るい話し方が親近感を醸しています。

ファッションにも彼女の陽気さが現れているので参考にしたいです。

今期のメンバー8人の中では唯一の「理系女子」。

出身は青森県五所川原市で、本人いわく「日本語と津形弁を話せるバイリンガル」です(笑)。


実は私は来春から青森県の企業で働きます。

青森は縁もゆかりもない土地です。

インターンでの出会いを活かして濱田さんに津軽弁を伝授してもらい

新社会人が異郷の地で失語症にならないようにしたいです。


 


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。