春の光を探して 明治大2年 須川 拓海

21日(日)の休みを一日挟んで迎えたインターン3日目。

活動が始まる午前10時までは朝の談笑タイムです。

弾む会話に、インターン生同士の距離が日に日に縮まっていることを実感しますか。






しかし10時に会場に大泉さんが登場すると、「これから始まる!」。

程よい緊張感が流れ、背筋がピンと伸びます。

本日の担当は、明治大2年の須川拓海です。


午前中のカリキュラムは「模擬インタビュー」でした。

取材対象に見立てたゲストを大泉さんがインタビューし、

その様子を学生たちが見学して、取材のコツ、インタビューのツボを

学びとろうという時間です。



この日のゲストは、「東北若者10000人(ばんにん)会議」というイベントを仕掛けた

田中草太さんでしたね。

慶応大を昨春から休学して、一般社団法人ワカツクの有給スタッフとして働く傍ら、

東北地方の魅力的な企業や経営者に、若者が出会う機会を提供する10000人会議を

開いた人です。


大泉さんの質問が及ばなかったことは、学生たちも質問して補います。

そんなトライの後、田中さんからの指摘はこれまでも再三注意されてきた内容でした。



「メモを取ってずっと下を向いていると、こちらのメッセージが本当に伝わっているかわからなくて、不安になるんですよ」

初日から何度も言われている「リアクションの大切」をまたも指摘されました。


インタビュー終了後、大泉さんのメモを見せてもらいました。

キーワードになる言葉だけが並び、必要なことだけをメモしていました。

その分、大泉さんは田中さんの言葉に相槌を打ったり、

うなずきを返したり、リアクションに多くの時間を割いていました。



メモはあくまでメモ。

取材はコミュニケーションだということを意識して

本番の取材に臨みます。




午後は門田デスクによる、写真寸評です。

門田さんから「春の光」とのお題で課題が出され、

インターン生が各々1枚ずつ写真を提出しました。



写真を見て、門田さんが言ったのは「写真は『どう撮るか』よりも、『何を撮るか』が大事なんだ」ということ。

それぞれが週末に探してきた「春の光」には、

18人の18通りの春がありましたが、

門田さんが問いかけたのは、そうした着眼の大切さでした。


もちろん、技術的なアドバイスもありました。

「アングルを変えるともっと良くなるよ」

「ピントの合い方が中途半端だな」

いつも的確に指摘してくださいました。


写真の構図の考え方や1つの被写体でもいろいろな撮り方があることなどを

教えていただきました。


 


また今日から、15日間をともに駆け抜ける仲間たちを紹介していきます。

今回はA~Eまで5つの班に分かれています。

第1回はA班の4人です。



まずは、A班を引っ張るリーダー、法政大3年・王美慧(おう・みえ)さんです(右前)。

みんなに優しく声をかけてくれるお姉さん。

実家はなんと、横浜・中華街で中華料理屋を営んでいます。

いつかインターン生みんなでお店に行きたいですね!


 


2人目はA班の副リーダー、山形大2年・氏家由希子(うじいえ・ゆきこ)さん(右奥)。

初日から積極的に発言し、休み時間はいろんな人と会話を楽しみます。

いつも13期の中心で輝いています。


3人目は、宮城大3年・石田優衣(いしだ・ゆい)さんです(左前)。

趣味はライブに行くことで、なかでも大好きなのはシンガーソングライターのmiwa。

このインターン中も活動後にライブに駆けつけるそうです。


本日最後は、A班の紅一点ならぬ「黒一点」、

そして13期インターン生唯一の1年生。

ピッチピチの10代、東北大学・三浦規義(みうら・ただよし)君です(左奥)。

大学に入ってからマンドリンを始めました。

何か理由があるのか聞いてみたのですが、「なんとなく」だそうです。

ちなみに、高校時代は陸上部です。

最年少ということもあって、弟的な存在としてみんなに可愛がられています。




今日からは座学の成果をいかす実践の段階に入っていきました。

座学で学んだことを、身体と頭を動かしながら自分の中に取り込んで、

「分かる」と「できる」の溝をなくしていきたいです!


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。