駆け抜けた先に 東北学院大3年 大野加南恵

記者と駆けるインターン2016春、とうとう大詰めを迎えました。


最終日の様子は、東北学院大学3年の大野加南恵がレポートします。


 


午前中はワカツク松浦さんによる事後研修でした。


事前研修で学んだ、「知識、想い⇒計画⇒行動⇒結果」というステップ。


今2週間を終えて、新たに芽生えた目標やあらためて決意した思いを、夢で終わらせないために、「今日は何ができるか?明日は、1週間では?」という具体的にやることを考える時間となりました。


 


 


休み時間は、学年や取材グループを越えて談笑する風景が見られました。


記者になりたくて参加した学生、伝わる文章を書きたいと、スキルアップを目的に参加した学生。学年も出身も様々でしたが、2週間を経て、学びを育むとともに、友情も育んでいったようです。


 


 


午後は、ローカルジャーナリストの田中輝美さんをお招きし、特別講義をしていただきました。


田中さんは、1999年に島根県の山陰中央新報に入社し、記者をしながら地域で働く喜びに目覚めました。現在は、「地域を魅力的だと思ってもらうには、人が魅力的になることが大切」と考え、島根県密着型のジャーナリスト(=ローカルジャーナリスト)として活躍されています。


「自分にとって何がハッピーなのか」を突き詰めて考えていくなかで、「人と関わるのが好きなんだ」と気づき、記者を目指すようになったそうです。


 


「わたしが書かなければ、表に出ないであろう記事が特ダネだ」と田中さん。記者は、必ずしも自分が書きたいと思うことを書けるわけではありません。一旦書いてしまえば、多くの人の目にさらされてしまう恐怖と向き合わなければならないという辛さもあります。でもその反面、自分が書いた記事をきっかけに有名になっていく人がいるなど、人の人生を応援できる素晴らしい職業だと学びました。


 


 


インターン最後のメニューは、2週間の思いを詰めた感想文の朗読です。


「自分の限界を突破した」「取材や原稿を書くのが嫌で、家で泣いているときもあった」など、苦労した点はそれぞれありました。それでも、この2週間は学びの濃いもので、参加して本当に良かったと皆が感じているようです。



 


最後に、お世話になったデスクと、カメラマンの秀虎さんの写真を載せます。


原稿を通して、文章をどう書くかというだけでなく、社会人として大切なことや、人生について教えてくれた、わたしたちの恩師です。本当にお世話になりました!!


 



(左から、秀虎さん、大槻デスク、大泉デスク、三浦デスク、千葉デスク)


--------

河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。