取材準備はOK? 東海大2年 窪田昇

みなさんこんにちは。東海大2年の窪田昇です。


 2018年夏インターン「記者と駆ける」は2日目です。昨夜の交流会を経て、インターン参加メンバー22人は、一気に仲良くなったように感じます。3~4人1組で6チームに分かれたグループごとに、どこに取材に行くかの議論が既に始まりました。

 しかし、一口に「取材に行く」と言っても、我々学生は、取材の仕方が方が分かりません。基礎的なノウハウを学ぶために今日は一日は、取材本番に向けての座学となりました。明日以降、取材が本格化することを事を考えると、事前の「インプット」は今日が最終日です!


 午前は、防災・教育室の大泉大介さんから「取材を成功させる10の法則、確かな記事を書く10の鉄則」を学びました。

 ここでは、大泉さんが23年間の記者人生で培った取材方法と、記事を書くための極意を3時間みっちりと教わりました。

 取材の事前準備や必要な持ち物。取材の進め方、相手と話す上で必要なコミュニケーションのスキル。メモや写真のとり方など、今後実際に街に出てインタビューにトライする際に必要となるノウハウの連続に、みんな前のめりになりながら講義に聞き入りました。

 みんな真剣ですね! 昨日、「みんなの課題」と指摘されたリアクションの薄さを少しずつ克服し、みんなオーバーリアクションができてきたと思います!


 午後は、河北新報社写真部の門田勲デスクによる写真研修でした。

 この時間では、東日本大震災直後に撮影され、紙面を飾った”報道写真”を見ました。1枚ずつ、その時の状況もちろん、カメラを構えた側の内面まで門田さんが解説してくださり、震災被害の甚大さだけでなく、カメラマンがどんな思いで震災の実相に向き合い続けたのかを知る機会となりました。

 写真は一つの「記録」です。それが長い月日の中で、多くの人の目に触れることで、「記憶」になっていく―。一瞬を切り取ることで、歴史を紡いでいく写真の役割の大きさを教わりました。

 写真撮影の課題が課されました。テーマは「人」「時間」「雨」。このテーマに合った写真を、明日午後までに撮ってくることが課せられました。難題ですが、皆さん頑張りましょう!


  今日の最後のプログラムは、プロの取材の様子を見学する「模擬インタビュー」でした。取材をしてみせるのは大泉さん、取材相手は、仙台市で「そらふね企画」を営むしている清水啓記さん(30)でした。

 「そらふね企画」は、清水さんが今年2月に興した広告やマーケティングの会社です。企業の販促につながるチラシやパンフレットを作ったり、Webサイトを開設したりしています。

大泉さんの取材の様子を見ながら、さらに自分たちで質問もして、「時の人」というインタビュー記事に寄せた原稿を書くのが、明日朝までの宿題です。このインターンで、初めて記事を書く課題だけに、みんな真剣にメモを取って質問をしていました。

 締め切りは明日朝9時! 毎日の日報に、写真課題もありますが、コチラも忘れずに!

 皆さんがどのような文章を書いてくるのか、明日が楽しみですね。


 今日は、実際の取材に向けてタメになる講義がたくさん聴けたと思います!

 皆さん取材に向けての準備はOKですか? 明日から、これまでのインプットを活かしたアウトプットの時間になります。学んだことを糧として、結果に繋げていきたいですね。


 2日目はここまで。お相手は、窪田でした。

河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。