うさぎは、ベストを尽くした

「出会った時よりも痩せたよね」

仲間にそう言われたのは、本日ブログ担当、東京都出身の法政大学三年の三宅泰歳です。

このインターンで何キロ痩せたのか、東京に戻って量るのが楽しみです。



今日は、これまで取材し、班で書いてきた原稿の最終締切日です。8班がそれぞれ2社ずつ取材しましたが、よく書けた方の原稿を、夕刊編集部のデスクに審査してもらいます。その8本の中から、できの良かった3本が9月末の夕刊に掲載されることになっています。



締め切り時間は午後2時です。各班、原稿を推敲したり、取材が足りないところは時間がない中で再取材に行ったり、朝からせわしなく走り回っています。



先日、大泉デスクは童話「うさぎとかめ」を例に、頑張るとはどういうことなのかについて、わかりやすく話をしてくれました。

俊足を誇るうさぎが、のろまなかめに負けたのは、リードしていることに油断し、途中で昼寝してかめに追い抜かれたからですが、大泉さんの助言は「寝ないうさぎになれ」。

ゴールまで走りきる大切さを、インターン生たちは噛み締めました。







原稿を推敲しているF班。





インターン生たちデスク役の記者さんもので、とても真剣に取り組んでいました。

果たして各班は締め切りまでに原稿を書き上げられるのか…



そして迎えた午後2時。









F班のメンバーは、原稿を添削してもらった大槻デスクと共に満面の笑顔です。しかし石川君は、もう疲れ果てた様子で脱力です。



幾多の壁を乗り越えて、何とか無事に原稿を提出できた仲間たち。どの顔もみな素晴らしい充実した表情です。



夕刊にどの班の原稿が載るのかは、夕刊編集部の安倍デスクの審判を待つばかり。どの班も死力を尽くして書き上げただけに、一体どの班の力作が選ばれるか、楽しみです。



ほっと一段落したところで、河北新報の販売店、河北仙販五橋支店に勤務している小関勝也さんに、新聞を紙で読むことのメリットについて話していただきました。







それは一言でいえば「自分への投資」です。

社会を幅広くとらえ、自分のこととして捉える入り口として新聞を暮らしに取り入れることは、大きな価値がある。新聞を読むことが成長の糧となることを再確認しました。







11日前、このインターン参加するために、夜行バスで仙台駅に降り立ったときは、見知らぬ土地で社会人になるための修行に挑むということで、不安で胸がいっぱいでした。今はちょっと怖いけど頼りになるデスク陣と、励まし合える30人のインターン生仲間に囲まれて、楽しい日々だったと振り返ることができます。正直、東京に帰りたくないです(笑)



さて明日は12日目、このインターン最後の修行の日です。最後の瞬間まで気を緩めず、学びという滝に打たれ続けたいと思います。


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。