2日目、作戦会議スタート 早稲田大学大学院修士1年田中美知生

本日、ブログの執筆を担当します

早稲田大学大学院修士1年の田中美知生です。

8期活動2日目の活動内容の振り返りに、個人的な感想も添えてお伝えしたいと思います。



午前中は、インターン事業の運営責任者である、河北新報デジタル編集部記者の大泉大介さんによる講義でした





座学を通じて、取材の進め方にはそれ相応の準備が必要であることを学びました。

河北新報の看板を背負う重みを意識し、取材に臨むこと。

インタビューの場では、一社会人としての自覚、そして、取材相手との関係を築くための人間力が試されると思いました。




特に、大泉さんの話で印象に残ったのが、取材相手との会話で意識すべき点です。



「相手の発言したことに対して、言葉を置き換えて投げかけてみよう」


大泉さんによると、取材相手の発言を自分の言葉に言い換えて投げかけることで、


自分の理解が合っているかどうかを確かめられるのと同時に、


違っていた場合でも、どう違うのかの指摘をもらうことで、相手をさらに深く理解できるというメリットがあるそうです。


こうした言葉の置き換えを常に意識することは、コミュニケーションンスキルのアップと同時に、言葉を磨く訓練にもなると思いました。




1時間の昼休憩後、午後は今後活動を共にする3─4人1組のグループごとに集まり、取材に向けた作戦会議を開きました。




私たちCグループ(ニックネーム・チーム喫煙組)は、「可視化されにくい被災地の問題」というテーマを掲げ、取材を進めることにしました。

その結果、地元の中小農家が抱える問題について、仙台市若林区の農家に話を伺うことになりました。

震災後も、地元農産物の魅力のアピールに努めている篤農家で、早くお会いしてみたいです。


 


被災から3年半。

建物が再建されたり、インフラが再整備されたり、復興は外見的には進んでいるように見えます。

しかし、内実は果たしてどうなのか?

被災地から離れていては見えない現場の温度、その内と外の違いを確かめたいと思います。




例えば、放射能の風評被害で米が売れないといった苦悩は、現場を歩かないと分からないことが多いと思います。

 


顕在化していない問題を掘り起こして伝える─。

そのためにも、当事者の生の声を聞いて、それを伝え広める力になりたい。




これから先、取材でどんな気づきがあるか、自分の目で確かめたいです。


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。