休日明けの4日目   東北学院大2年 徳水璃都

日曜日のオフを挟んで、インターンは4日目に突入しました。


本日のブログ担当は、東北学院大学2年の徳水璃都(るつ)です。


 


午前10時の始業前、色を使い分けて新聞記事に線を引く学生の姿がありました。


明治大学3年の若井琢水さんです。


記者になるという夢のため、スクラップの仕方にも工夫が見られます。


「璃都さんの夢は?」とさり気なく聞いてくれるところが、まるで本物の記者のようです。




 


 




午前最初の活動は、写真部・門田勲デスクによる写真寸評です。

門田デスクに課せられた
「平和」というテーマで学生が撮ってきた写真に対し、

門田デスクが一点一点、丁寧にコメントをしてくれました。


最も印象に残った言葉は


「貪欲に次を狙う。そのために踏み込む」


写真に限らず、すべての仕事のクオリティーを高めることに繋がるアドバイスだと感じました。



 


午前中のもう一つの活動は、模擬インタビューです。


今冬導入された仙台市地下鉄のICカード乗車券「icsca(イクスカ)」をデザインした

在仙の画家菅野麻衣子さんをゲストに、まずは大泉大介デスクが取材する様子を見学。

その後、学生からも菅野さんに質問をしました。

菅野さんは柔らかい口調で取材に応じつつも、


「絵を見て誰かが何かを思ってくれることが大事です」


「世の中とギャップがあってもめげないと思います」。


節々に意志の強さを感じました。



 


菅野さんのお話に耳を傾けつつ、

学生たちは大泉デスクの取材の仕方にも注目していました。


昼休みには大泉デスクの取材メモを見ようと、多くの学生が集まりました。




芸術という観念的な内容を一般読者に分かりやすく伝えるために、


何をどう書くか─。


アドバイスをもらいました。


 


午後は3~4人1組の班ごとに集まって、取材先の決定に向けて話し合いです。


 


私たちC班は、班の結束を高めるため、

毎日テーマを決めて1分間スピーチをすることにしました。



今日のテーマは「昨日の出来事」。

聞けばびっくりするような発見や意外な共通点があり、

たった数分の試みで、メンバー間の壁がなくなったようです!




 


班での話し合いでは、取材先を決める前に、「読者に伝えたいこと」を考えました。

決まったテーマは「物を大切にする」ということです。

テーマに沿って考えると、スムーズに取材先が絞れました。


 


 


インターン4日目を迎え、学生間でコミュニケーションをとるための工夫が見られるようになってきました。

上の写真は宮教大4年の播磨凌君が、自分の考えを図で示し、


仲間に説明している様子です。



「独り
よがりにならず、その場を皆で共有すること」。


大泉さんから昼に送られたアドバイスが、そのまま実践につながっています。


デスクの言葉は、学生の中に確かに生きています。


 


今日の宿題は模擬インタビューの内容を280字でまとめることです。


日に日に課題が難しくなっていますが、


これまでの学びを生かして、一つ一つ丁寧に乗り越えていきたいと思います。


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。