ついに始まったインターン 東北大1年 川村昇

 ついに7日、「記者と駆けるインターン2015秋」が始まりました。


 通算12期目となる企画の初日のブログ担当は東北大教育学部1年の川村昇です。


 インターン初日、まず一般社団法人ワカツクの松浦さんに、インターンに向かう前に意識しておく必要のある心構えに関して、事前研修を行っていただきました。


 自己紹介、他己紹介から始まり、このインターンシップを通じ社会に何を伝えたいのか、それぞれの目標を共有しました。そして、その目標を達成するために、これから1か月具体的にどう活動していくのか、行動計画を考えました。この行動計画の立案に、自分も含め多くのメンバーが頭を悩ませました。


 私は普段、目標を設定するとき、「~を身につけられるよう努力する」「~を意識して生活する」といった表現で目標を設定することが多く、松浦さんからは「そこに具体性が欠如しているのではないか」とのご指摘をいただきました。抽象的だった目標に「数値」や「期限」を設け、具体化することはとても難しく感じられ、常日頃から目標を意識しておくために、目標を「見える化」することの大切さに気付かされました。


 続いて、今回のインターンシップの取りまとめ役である、河北新報社の大泉大介記者から、取材を成功させ、確かな記事を書くための法則・鉄則について、お話を伺いました。


 今回大泉さんから教わった「取材を成功させる10の法則、確かな記事を書く7つの鉄則」は、大泉さんが20年の記者経験をもとに話してくださったもので、その全てが自分にとって大変ためになるものでした。


 ここでは、特にも私の印象に残った、大泉さんのアドバイスをご紹介します。


 それは、相手の言葉に相槌を打つ際、「相手の言葉を置き換えて相槌を打つ」ということです。ただオウム返しで相槌を打つよりも、そこに自分の理解をのせ、別の言葉を使って相槌を打つことで、話し手に自分の理解を伝えることができ、話し手もより話しやすくなり、話にリズムがつきやすくなります。


 このアドバイスは、付け焼き刃で実践しても意味がなく、常日頃から意識することによって、効果を発揮するものです。皆さんもぜひ、円滑なコミュニケーションを目指し、今回ご紹介した相槌の打ち方を実践してみてください。


 大泉さんから貴重なお話を伺った後には、交流会を開いていただきました。交流会の中では、これから1か月間苦楽を共にする班の、メンバーと担当デスクの発表がなされました。メンバー1人1人が抱負を発表し、私自身も、全力でインターンシップに取り組む決意を新たにしました。


 インターンシップ期間中、私たちに伴走してくださるたくさんの方々の協力を得ながら、これからの1か月間を全力で駆け抜けていきたいと思います。よろしくお願いいたします。


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。