石巻のタラコを多くの人へ 東北学院大2年 阿部寛史
「石巻のタラコを広めたい」
仙台市若林区新寺の閑静な住宅街にあるカフェには、強い思いが込められている。
和洋折衷のこだわりのヴィンテージ家具が並ぶカフェの名は「たらこカフェ」だ。
石巻のタラコを使い、様々なタラコ料理を振る舞うカフェのオーナーは高橋好子さん。
縁眼鏡とニコッと大きく笑う笑顔が印象的。
お歳暮シーズン前はランチメニューを休むが、
タラコを使ったキッシュのようなデザート「ケーク・サレ」や、
コーヒーは味わうことが出来る。
仙台市若林区新寺の閑静な住宅街にあるカフェには、強い思いが込められている。
和洋折衷のこだわりのヴィンテージ家具が並ぶカフェの名は「たらこカフェ」だ。
石巻のタラコを使い、様々なタラコ料理を振る舞うカフェのオーナーは高橋好子さん。
縁眼鏡とニコッと大きく笑う笑顔が印象的。
お歳暮シーズン前はランチメニューを休むが、
タラコを使ったキッシュのようなデザート「ケーク・サレ」や、
コーヒーは味わうことが出来る。
メニューを紹介する高橋さん▼
東日本大震災が起こった2011年の3月に開店予定だった「たらこカフェ」は、
そのわずか2か月後の同年5月に開店した。
早急な開店の理由は、実家でもあり、たらこの仕入れ先でもある石巻の「マルイチ商店」が、震災からわずか2週間後に復旧作業を始めたことに触発されたからだ。
そのわずか2か月後の同年5月に開店した。
早急な開店の理由は、実家でもあり、たらこの仕入れ先でもある石巻の「マルイチ商店」が、震災からわずか2週間後に復旧作業を始めたことに触発されたからだ。
髙橋さんの前職はディスプレーデザイナー。
主にデパートのショーウィンドウや商品陳列の空間設計を手掛けてきた。
デザイン業界に30年以上身を置き、東北6県を飛び回った。
6年ほど前から体力の限界を感じ始め、「新たな商売を」と思いをめぐらせ始めた時、
兄が経営するマルイチ商店のタラコが目に入った。
主にデパートのショーウィンドウや商品陳列の空間設計を手掛けてきた。
デザイン業界に30年以上身を置き、東北6県を飛び回った。
6年ほど前から体力の限界を感じ始め、「新たな商売を」と思いをめぐらせ始めた時、
兄が経営するマルイチ商店のタラコが目に入った。
09年、タラコ販売のみのを行う店をスタート。
タラコをより多くの人に知ってもらおうと、世にも珍しい「たらこカフェ」を開店した。
石巻は20年ほど前まで、タラコの加工量が全国1位を誇った。
古里の味を多くの人に楽しんでもらい、タラコが縁で人の繋がりが広がったなら─。
そんな目標を掲げる高橋さんは「タラコを食べたお客さんの口コミでお客さんが増え、つながりが広がっていくことが、カフェを続けるモチベーション」と気を吐く。
古里の味を多くの人に楽しんでもらい、タラコが縁で人の繋がりが広がったなら─。
そんな目標を掲げる高橋さんは「タラコを食べたお客さんの口コミでお客さんが増え、つながりが広がっていくことが、カフェを続けるモチベーション」と気を吐く。
1月からは、「さんまのたらこ詰め定食」をはじめとした人気のランチメニューが日替わりで復活する。
さらに今後はテイクアウト専用のたらこ総菜メニューも増やし、
今までマルイチ商店を知る年配の方がほとんどだった客層を、より広げていくつもりだ。
さらに今後はテイクアウト専用のたらこ総菜メニューも増やし、
今までマルイチ商店を知る年配の方がほとんどだった客層を、より広げていくつもりだ。
多くの人に石巻のタラコを─。
「たらこカフェ」の進化はこれからも続く。
「たらこカフェ」の進化はこれからも続く。
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