今日が山場! 福島大3年 佐々木春奈

 記者と駆けるインターン11日目、本日のブログは福島大3年の佐々木春奈がお届けします。

 私は高校の新聞部での活動を通して文章を書くことが好きになりました。就職活動を控え、将来のことを考えたときに、自然と「新聞記者」という職業が頭に浮かびました。このインターンは新聞記者という仕事について理解を深めると同時に、東北出身の私にとって東北で働く可能性を探る良い機会にもなっています。


 さて、午前中は班原稿の合評会。それぞれ取材先で聞いてきたことを読者に届けるために、班で話し合いを重ねながら、かなりの時間を要して原稿と格闘してきました。

 そうして仕上げた原稿も、他の班のメンバーやデスク陣の鋭い指摘で、穴が次々と明るみになっていきます。意見は尽きることなく活発に飛び交い、10時半から始まった会が終わったのは13時半でした!(泣)

 自分たちがいいと思って書き上げた文章に、「分かりにくい」「伝わらない」といった苦言を貰うのは怖いですが、一方でとても有難いことだと毎回思います。なぜなら、自分たちだけでは気付けなかった盲点を、読者に届ける前に教えてもらえるのです。それは改善のヒントになります。一人では、文章を書いてもフィードバックを貰えることはなかなかありません。河北インターンの合評会は貴重な時間だと感じています。

 

  私たちC班は、1人の原稿を軸に足りない情報の付け足しや表現の見直しを行い、原稿を磨いています。中でも言葉の言い換えはそれぞれ感覚が異なるため、3人が納得する言葉に落とし込むのが難しいです。

 コンビニで買ったお弁当を食べる丸山くん(左)と石田さん。私がブログを書いている横で美味しそうにご飯を食べています。大泉さんが「班原稿を作るときにいちばん仲間割れが起きやすい」と仰っていましたが、まさに今仲間割れしそうです…。

  というのは冗談で、私たちは班原稿執筆において、協力し合いながら3人が納得できる道を探すことで仲が深まっていると感じています。時間が経つにつれ、3人とも疲れが見えてきましたが、笑いが絶えない関係にとても助けられています。(だけど、私も早くご飯を食べたい)


  初日に大泉さんが「この辺り(原稿提出日付近)になってくると、『ブログなんて書いてる場合じゃない!』って思うかもしれないよ」と仰っていたのですが、如何にも。ブログを書いている場合ではありません(笑)

  明日は班原稿と個人原稿の締め切りが同時にやってきます。つまり今夜が山場です。班原稿は今日の合評会で指摘されたことを踏まえ、明日正午の締め切りまでに原稿をどこまで進化させられるのか楽しみです。読者により良い記事を届けるためにも、取材でお世話になったキャンドルショップのご恩に応えるためにも、残りの時間を全力で駆けたいと思います!


河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。