模擬インタビュー原稿合評会&写真寸評会!東北学院大2年河原颯

 みなさんこんにちは!記者と駆けるインターン2019春3日目です。本日の担当は、数少ない地元大学からの参加の河原が務めさせていただきます。

 手短に私自身の事を書きます。私は、入学直後から東日本大震災のボランティアに明け暮れ、いまも気仙沼地区で活動しています。出身は宮城県塩釜市。地震に遭い、実家も親戚も被災し、被災地への思いを強く抱くようになりました。今回、地元紙として地域に根を張る河北新報社のインターンシップに参加でき、本当に光栄です。この13日間では記者としての基礎を身に付けるだけではなく、視野を広げ、多様な視点から被災地を見ることができるようになりたいです!

 さて、今日は写真課題やグループワークに追われる1日でした。私自身、朝8時半から実家近くの「塩釜神社」に行き、土砂降りの中で課題である「春」にまつわる写真を撮りました。その後、グループのメンバーと待ち合わせ、取材先候補の地元の玩具店に足を運びました。行ってみると、快く受け入れてくださり、一緒にカードゲームをして終始笑いが絶えず、「お話を聞く関係性」はできたのでないかと感じます。取材テーマ、取材日も伝え、前進することができたので、明日は、取材の準備に時間をかけ、今週金曜日の1回目の取材に臨みます!

 午後はまず、模擬インタビュー原稿の合評会がありました。7人1グループに分かれて、原稿を読みあい、大泉さん、矢嶋デスク、北條デスクにも合評会に入ってもらい、一人一人の原稿を評価しあいました。私のグループには矢嶋、北條両デスクに入ってもらい、多くの指摘を受けました。共通して指摘して頂いたことに「表現はストレートに、端的に」があります。読者を飽きさせずに、短い時間で理解してもらうため、明日から心掛けていきます。

 合評会の次は、写真課題の寸評会が行われました。テーマは「春」。一人一人の提出した写真を一言で紹介し、門田デスクが笑いを交えながら寸評してくださいました。

 暦上は雨水を過ぎたとはいえ、東北の春はまだ少し先です。学生は一様に「この時期に春を探すのが大変」と口をそろえていました。門田デスクからは「被写体を縦で撮るのか、横で撮るのか、もっと細かな切り取り方ができると、よりいいかな」とアドバイスをいただきました。伝えたいことを一枚で表現するというのはとても難しいことですが、多くの要素を写真に落とし込めるようにしていきます。

 明日は被災地・閖上に訪問し、語り部の方々らの体験談を聞きながら、一人一人が原稿を書き上げます。被災地に実際に足を運ぶということは、貴重な経験になるので、五感をフルに使って、思いや感動を記事にしていきます!

河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。