ケヤキコーヒー(仙台市若林区)「美味しさ、魅力を伝える場を」 東北公益文科大3年 新井洋平

 ドアを開けると、コーヒーの香りに包まれる。若林区荒井にあるカフェ「ケヤキコーヒー」は松木勇介さん(30)、麻紀さん(29)夫妻で切り盛りしている。店内は木目調のものが多く、白と緑と茶色を基調とし、どこか自然を感じる雰囲気で居心地の良い空間となっている。

  コーヒーはフレンチプレスで抽出しコーヒー豆の油分をも生かした上質なコーヒーを提供している。店で扱っている洋菓子やパンは地域との繋がりを大切にと、近所のお店から仕入れ販売している。

    インテリアをはじめ家具、食器にいたる細部にまでこだわっている。初めて来るお客さんや女性客、誰もが入って来やすく落ち着いてコーヒーを楽しめる空間、雰囲気づくりを常に心がけている。また、自然を感じる店内の雰囲気の原点はバリスタを目指し修行をした地である軽井沢の雄大な然、緑からきている。

    高校生の頃は、バリスタではなく飛行機に携わりたく整備士を志した。専門学校を卒業後、羽田空港で働いていたが2011年東日本大震災が発生。

    震災が起きて地元が大変な時に東京では普通の日常が過ぎていることに、「ほかに自分の出来ることがあるのではないか」考えるようになり仙台に貢献できることがないか探した。

    バリスタを志したきっかけは、コーヒーが好きでカフェ巡りを趣味としていた。バリスタの大会を見て「せっかくやるなら日本一のバリスタのいるところで働きたい」と思いバリスタを目指した。

 はじめはチェーン店に入りコーヒーの焙煎や基礎的なことを学んだ。当時、店を建てるときに工務店を営んでいる親戚の協力もあり、自らのこだわりを生かし内装を一から設計した。軽井沢では国内屈指の人気店、丸山珈琲で働きながら修行をしたのち「ケヤキコーヒー」をオープンさせ今に至る。

 コーヒーの魅力を知ってもらい、県内だけでなく県外からも来てもらえるような店にすることが目標である。「仙台を代表するお店を作りたい」。挑戦の日々が始まる。

常連客と談笑する松木さん

河北新報社 記者と駆けるインターン

2012年夏にスタートした、大学生向けの記者体験プログラム。 東日本大震災の被災地で、人に会って話を聞き、大事なポイントを見つけ、限られた字数で記事にする―。 そうした体験は、ジャーナリスト志望者のみならず、どんな職種職業にもつながる「生きる力」を養います。 このブログでは、学生の活動成果である記事と、活動中の日々の様子などを随時発信していきます。 募集告知もこちらで行います。

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