ピンチ!!!!!  山形大2年 鈴木里緒



河北新報「記者と駆けるインターン」8期は10日目。


いよいよ佳境に入りました。


 


今朝、河北に出勤した時、出席簿の「○」を付ける欄が


残り2つになってきているのを見て少し寂しい気持ちになりました。


 


 


本日ブログ担当は、山形大2年の鈴木里緒です!


 


今日は班原稿の批評会!


今までの成果を披露するときがやってきました。


12時の原稿提出の〆切に向け、各班、一字一句の表現や文章をギリギリまで吟味していました。


【原稿の内容をデスクと検討中。皆、真剣です】


 


昨日は全員が夜の9時半まで河北新報社に残り、書き進まない原稿を前に悪戦苦闘していました。


退社後、ファストフード店に集まって終電まで粘った班、


漫画喫茶で泊りがけで原稿と格闘した班もあったそうです。


 


書いては消して、書いては消しての繰り返し。


たった800字、されど800字。


普段は5分もあれば読み終わってしまうような新聞記事です。


読むのはあっという間だけど、「読者に伝わる」原稿を書くのは、こんなにも大変なのか─。


新聞づくりに携わる人の苦労を垣間見ることができました.


 


締め切りに向け、急ピッチに執筆を進めていた今日の昼前、突然大ニュースが飛び込んできました。


 


「星野監督辞任」


 


号外を配るために私たちインターン生は、急遽昼下がりの仙台駅へ繰り出します。


世間に旬のスクープを「発信」する。このような機会はなかなかありません。


【大スクープに立ち会えるとのことでノリノリです。】


 


これを受け、原稿の締め切りは午後1時に延長されました。


 


号外を発行し、街行く人に届けるには、多くの人の手とお金がかかっています。


印刷代や運送代、人件費など・・。


それにも関わらず無料で配られます。


 


ではなぜ無償で配るのか?


 


号外を配るということは、報道の使命であると同時に、報道機関の宣伝でもあるそうです。


 


実際、配った際も、


「さすが河北さんは情報早いねぇ」


「河北さん、ありがとう」


という声をいただきました。



【仙台駅で号外を配るインターン生】


 


「正確な情報を早く伝える」という報道の仕事の醍醐味を肌で感じた瞬間でした。


 


社に戻ると、すぐに原稿の批評会が始まります。


参加者は、全インターン生26人と全デスクという豪華な顔ぶれ。


「いい原稿を書こう」という全員共通の思いがあればこそ、批評はおのずと厳しくなります。



【白熱の批評会の様子】


 


「説明口調が多い」


「表現が分かりにくい」


睡眠時間を削りながら、総力を挙げて書いた原稿がボコボコに指摘され


正直、無力感に襲われました。



【指摘された内容を書き留めるまなざしは真剣です】


 


しかし、裏を返せば、まだまだよい原稿になるということ!(そう思わないとやってられません、涙)


最終締め切りは明日19日の午後1時。


残り少ない時間で、私たちにできるベストの原稿を書き上げて見せます!!!


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河北新報社 記者と駆けるインターン

このブログは、2012年夏から2019年春まで通算19回行われた、大学生向けの記者体験プログラム「記者と駆けるインターン」の活動報告です。 2019年夏からは内容や期間が異なりますので、ご了承ください。 詳細は最新の記事をご覧ください。